今日はレカディア大学から聴講生10名が来山してくれました。
レイカディア大学とは、滋賀県在住の60歳以上の方々のための学びの場。
今日来られたのは北近江文化学科の方々です。
私の方から長松院の成り立ちや仏教の基礎歴史、平石久平次と『陸奔舟車』、仏像についてあれこれなど1時間ほどご一緒させていただきました。
みなさんそれぞれご興味を持ってくださり、お寺の中をいろいろ質問しながら回っておられました。
中には曹洞宗の方もおられびっくりしました。
今日は特別に阡躰佛もご開帳。
圧巻の輝く阿弥陀仏にみなさん「おおー!」と手を合わせておられました。
ぜひまた、いらしてくださいね。
お待ちしております。
久々の更新です。
寒かった冬も終わり、最近ようやく春らしくなってきました。
この時期は、アメリカから宗教学専攻の学生たちが短期留学にやってきます。
引率する教授はミシガン州立大学のJon Keune先生。
プログラム名は”Religion and Society in Japan”(日本における宗教と社会)
およそ2週間のプログラムで、いろんな神社仏閣教会などを見学して回る予定だそうです。
Jon教授一行の来山は2024年に続き2回目。
およそ2時間のコマを使って坐禪体験や質疑応答を行います。
学生諸氏は日本文化に興味がある人たちばかりなので、日本語を選択してはいますがまだ1年ほどなので研究対象としての日本語はまだ少し難しい。
そのため今回も100%英語での坐禪會、そして質疑応答となります。
住職の気合いも十分!
まずは習うより慣れろ。
静かに座る時間です。
30分一炷、経行、30分一炷を座りました。
初めての方が多かったので、少し時間が長かったかもしれません。
特に欧米人は(最近の日本人もですが)椅子生活に慣れているため、地べたに座ることが得意ではなくなっています。
途中何回も足を組み替えたり、座り直したり。
中にはストレッチをしている人も(笑)
我々僧侶が本山で修行のために座っているわけではありません。
いつも參禪者には伝えているのですが、坐禪は安樂の法門であり、我慢大会ではありません。
他の人の迷惑にならない程度であれば、動いてもストレッチしてもちっともかまいません。
少なくともウチの坐禪會では。
二炷座り終えて、次は質疑応答。
こればっかりは学生たちの気持ちの問題。
特に聞きたい話がなければ、10分ほどで終わってしまう。
しかし今回の学生たちは違いました。
質問が引きも切らず続くのです。
それも基本的なことだけにとどまらず、
『現代の仏教界、宗教界、曹洞宗における社会との繋がりにおける問題点は何か?』
『これからの寺院経営が向かう先は?』
『何のために座り、何のために修行するのか?』
このほかにもたくさんの質問が矢のように降ってきました。
私も一つ一つの質問に真剣に向き合い、時には冗談を挟みながら和気藹々と意見交換をいたしました。
曹洞宗の内陣には必ずつきものの仏像があります。
もちろん本尊さんと脇侍仏。
でもそのほかに、必ずいらっしゃるのが逹磨大師と白山妙理大權現。
逹磨さんは言わずと知れた禅宗の祖、その名も『震旦初祖円覚大師菩提達磨大和尚』
そして忘れてはならないのが『白山妙理大權現』
道元禪師が宋より帰国する際、大嵐に会ったところを救ってくれた神さまで、北陸の白山信仰に結びつくと言われています。
長松院ではこのお二人。
立派なお姿の仏像ですが、なぜか本来いるべき場所におられず、須弥壇上にいらっしゃる。
そこでこの度、大工さんにこのお二人の居場所を作っていただきました。
それがこちら。
こちらが白山妙理大權現⇧⇧
そしてこちらが達磨大師⇩⇩
なんだかご両人ともご満悦なご様子。
昔からここにいましたけど何か?とでも言いたげ。
また報告します。
追記
これ、何かわかります?
出来上がったら報告します。
乞うご期待。
外は大寒波。
連日テレビやラジオで『彦根が大雪』の言葉が飛んでおり、各地より雪見舞いの連絡が来ています。
ありがとうございます。
大工さんも紙貼り職人さんも雪の影響で作業しにくることができるのか心配です。
が、とりあえず第2回目は終わりましたので、その報告を。
こちらが職人さんの作業台。
ノリは昔ながらのものを使用。
しっかり貼れるけれども、水を使えばキレイに剥がれる素晴らしい代物。
先人の知恵に脱帽です。
一枚一枚丁寧に下貼りの上から貼っていきます。
職人さんの動きというのは、なんだかフランス映画を見ているような感覚に陥ってしまうのはなぜでしょうね。
(私だけ?)
令和の大改修最後の砦ともいうべき須弥壇改修については少し以前に述べましたが、昨日京都から和紙を貼ってくれる職人さんが来られました。
まずは大工さんが貼ってくれた下地に紙で目張りをする作業。
モクネジの穴なども丁寧に塞いでいきます。
欄干も外し、作業がしやすいように。
しかし今日の作業はここまで。
ノリがしっかり乾いてから次の工程に進まないと中で垂れたりしてしっかりとくっつかないのです。
というわけで、次回またご報告いたします。
本尊さん、もう少しお待ちくださいね。
先日ラジオで「未だ能登の復旧が進んでいない」というのを聞きました。
震災から2年。
東京であればものの数ヶ月で元に戻るだろうに、と同じような地方都市に暮らす者として怒りに似た感情が湧き起こるのを覚えました。
しかしその一方で、震災のことを忘れがちな自分についても反省しました。
そこで、というわけではないのですが、皆様からお預かりしているお賽銭や御朱印料がある程度貯まりましたので、昨日送ってまいりました。
金融機関も手数料無料のところがだいぶ減り、ほぼゆうちょ銀行のみの対応のようでした。
小銭の枚数が多いため(5000枚以上!!)1時間以上かかって送金してもらいました。
喜捨してくださった皆さま、御朱印をもらいに来てくださった皆さま、そしてゆうちょ銀行の職員さん、みなさんありがとうございました。
これからも微力ながら送金活動を続けたいと思います。
みなさんのご協力よろしくお願い申し上げます。
着々と進む法堂修復ですが、およそベニヤ壁については撤去が進みましたが、最後に残ったのは本尊さまの場所、いわゆる須弥壇。
『まあ、わしのところは最後でええから、他の子達のお部屋直したってくれ』
夢枕に立ってこうおっしゃられた本尊さまでしたが(笑)ほぼ他のところが終わり、チラッチラッと横目で私を見ていらっしゃる様子。
そうですよね。
最後は本尊さまのお部屋のリフォームですよねー。
と言うことで、急遽須弥壇も修復することに。
私、寡聞にして知らなかったのですが、殿様などが座っている床間のような場所、高貴な場所の後ろは漆喰ではなく和紙で貼ったものなんですって。
確かにベニヤを剥がした床間の後ろ側は反故紙が大量に貼られていて、衝立のようになっていたっけ。
ならばひとつここは、和紙で!
職人さんは京都御所なども手がける人で、わざわざ京都から来られるそう。
まずは本尊さんのお性根を抜き、ご遷座いただきます。
場所はとりあえず、選佛場(坐禪堂)。
さらに、須弥壇上におられた達磨大師と白山妙理大権現には、それぞれ居場所を作ってお座りいただくよう段取りをいたしました。
しかしこれでは坐禪ができない。。。
そこで坐禪堂を東序側(床間の方)に移し、しばらくはそちらにて座ることと相成りました。
さて、須弥壇ですが、ご遷座の後よく見るとベニヤ板が大層湾曲しています。
限界だったのでしょうか。
大工さんに丁寧に剥がしてもらい、下地の準備をしてもらいます。
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
前回のアップからだいぶと時間が過ぎてしまいました。
住職の怠慢です。。。面目ない。
昨年からずっと続く法堂の修理ですが、少しづつ目処が立ってきました。
まずは本堂向かって左側の二間と、向かって右側の床間。
どちらも壁がベニヤだったため、この度思い切って漆喰にします。
こちらは床間。
中塗りまで終わり、乾いたら漆喰を塗ります。
乾いてからの工程となるため、こちらは3月ぐらいまでかかるかと。
次に、開山堂横に位牌堂を作りました。
それがこちら。
開山堂を右折して左側には。。。
tada!
入って正面には井伊直政公の肖像画。
こちらは長松院第二世『量州長應大和尚』の讃があるため、おそらく直政公が亡くなって程なくして描かれたものと推察できます。
およそ400年前の肖像画です。
右手にはお位牌が。
最近は割と暖かい日が続いておりますが、どうやらそれと並行してインフルエンザが大流行しているとか。
コロナ明けでマスクをする人が減ってきたせいもあるでしょうか。
皆さん十分お気をつけください。
先日21日、JCMUにて坐禅会と仏教講座を開催してきました。
参加してくれた学生は18人と先生方2人、僧侶が私と隣寺の大雲寺ご住職、小川良憲老師の合計24人。
坐禪はいつも通り、20分が2炷。
少し動く生徒さんもおられましたが、概ねしっかり座っていました。
中には痛みのあまり経行前に倒れ込んでしまう生徒も。
坐禪は安樂の法門。
決して我慢大会ではありません。
皆さんもくれぐれもご無理のございませんように。
坐禪の後は仏教講座。
いつものように皆さんからいろんな質問が飛んできます。
令和7年春から始まった令和の大改修屋根瓦編ですが、10月初めようやく完結を迎えました。
今年の夏は酷暑という言葉では言い表せないほど暑日が続き、瓦屋さんや大工さんには大変なご苦労をおかけいたしました。
本当にありがとうございました。
完成した写真はこちら
↓↓↓
瓦をふく前のガタガタ状態に比べると一目瞭然。
雪止めの瓦も二列ありますので、積雪の際にも安心。
瓦の隙間はコーキング材を使用し、横殴りの雨でも大丈夫。
破風の部分には、色をつけたコーキングで目立たなく。
この気遣いが心憎い。
