ネパール大地震 義援金のお願い

ネパリ(ネパール人)は、インド人とはまた違い、日本人に似た気質があります。

少しシャイで、真面目で、働き者。

そして何より、お釈迦さまの誕生の地、ルンビニ園のある国です。

 

インドを旅する旅行者のあいだでは、ネパールへと続く道を「天国への階段」と呼び、あの殺伐としたインドの空気に疲れると、しばし休息を求めてネパールへと向かいます。

そして気力体力ともに充実するとまたインドへと戻っていきます。

 

そのネパールで、大地震が起こりました。

阪神淡路大震災、東日本大震災の例をとるまでもなく、我々は地震の恐ろしさを身にしみて知っている民族のひとつです。

 

大自然の前では、時に人はあまりにも無力です。

それでも我々は乗り越え、前に進んでいかなくてはならない生き物です。

傷を癒すことはできなくても、なくしたものを取り返してあげることはできなくても、我々は寄り添うことができます。

縁は円につながっていると思います。

誰かから受けた恩義は、その本人に返すのではなく他の人にお返しする。

そしてその恩は大きな円を描いて広がっていくものではないかと私は思います。

 

この度、長松院本堂入口に義援金の箱を設置いたしました。

この箱だけでなく、お地蔵さんや観音さまにあがった皆さまからのお賽銭は義援金として納めさせていただきます。

お賽銭をあげ、家族の安寧や自身の健康をお願いするその手の中に、どうぞネパリへの想いも併せて合掌いただければ幸いです。

 

1日も早いネパールの復興をこころよりお祈り申し上げます。