看板の修復、終わる。

本堂の上に掲げられていた正覚殿、山門上に掲げられていた萬年山の文字が、真下先生と先生の奥様の手によって復活いたしました。

私も息子もこの歴史的大事業(!)に少しだけ参加させていただきました。

正の字を少しだけ。。。


この緑色は絵の具ではなく、漆喰に緑青を混ぜて出したもの。

やはり伝統の色合いと申しましょうか、深く味わいのある色ですね。

修復は三度、三日に分けて行われました。

正覚殿は千丈実巌大和尚(江戸後期の曹洞宗僧侶)の書、萬年山は月舟宗胡大和尚(江戸前期の曹洞宗僧侶)の書によるもの。

絶妙なバランスの字で、現代でここまで書ける書家はそうそういないだろう、とは真下先生の辞。

特に月舟和尚の字は有名で、和尚の字で山号を掲げると天狗がそれを見に舞い降り、そしてその寺を守ってくれる、との言い伝えもあるほど。

このお寺も天狗に守ってもらっているのかもしれません。


現在は本堂の土間前階段に立てかけてあり、目線の高さで見ていただけるようになってます。

台風のシーズンが過ぎるまでは置いておくつもりです。

興味ある方は是非間近でごらんください。

迫力ありますよ!

額裏には三十世の私の名前と真下先生親子の名前を入れていただきました。

私は何にもしてないのに、一番大きく名前が載ってしまって恐縮です。