コロナ禍により中止を余儀なくされた、米原市山東地区に残るほたる太鼓。
その伝統を後世に残そうと、西福寺住職木船良元老師が発起人となり、ほたる太鼓保存会、長岡学園の協力を得て昨年より始まった『ホタルまつり音楽祭』。
元々音楽が大好きなことを知っている木船老師にお声がけをいただきお手伝いさせていただいて2回目となる今年は、昨年より参加ミュージシャンも増え、大盛況。
梅雨に入る季節でもあり、天気もだいぶ心配いたしましたが、カラッと快晴日本晴れ。
参加者みんなの日頃の行いの良さが出たな、と独り言。
最初の演者は岐阜より参加の『アンサンブルWA音』。
トランペットやトロンボーンを吹くのは、西福寺住職の弟弟子にあたる池田泰英老師。
ピアノの日比さんと共に、ジブリの曲やディズニーの曲などを演奏。
初っ端から場を温めてくださいます。
次はわが長松院の坐禪會メンバーでもある原田泰彦さんがボーカルを務める『le cocon』。
彦根、米原地区を中心に活動をされている、正統派のクラシックを中心としたピアノ&デュオ。
『歌えバンバン』や 『A whole new world』、『恋のバカンス』など、音楽性も多岐に渡り、老若男女を喜ばせます。
そしてその次は、長岡学園年長組のすみれ組さんによるほたる太鼓。
元気いっぱいに太鼓を叩いてくれました。
出番を待つすみれ組のみんな。
少し緊張気味だけど、練習したことを
全部発表できるよう頑張ります。
すみれ組さんの後は、北海道稚内市から参加してくださった、二胡奏者の山本大雲老師。
実はこの山本老師、トランペットの池田老師と同じ名古屋芸術大学出身。
学部は違えど、同じ大学出身ということで舞台裏では話が盛り上がっていた模様。
二胡という楽器を実際に見るのも聞くのも初めての人が多く、楽器の説明や歴史などをみなさん興味深く聞いておられました。
曲は有名な『蘇州夜曲』や中島みゆきの『糸』、坂本龍一の『ラストエンペラー』など。
暑さも忘れ、しばし中国の草原に思いを馳せます。
さあ、しっとりとした後は元気なバンド『Blue Blow』
いよいよラス前です。
ベースが今回は諸事情により不参加でしたが、ギター、ボーカル、ドラムとスリーピースでの参戦。
モンゴル800の『小さな恋の歌』、菅田将暉の『虹』、『ルパン三世のテーマ』など、若者を中心に大盛り上がり。
手拍子で会場が湧きます。
そしてもちろん大トリはほたる太鼓保存会のメンバーによる迫力の大太鼓。
昨年までは小学6年生で卒業だったほたる太鼓ですが、今年から「中学生になってもどうしても残りたい!」という熱意ある声に先生方も動かされ、中学生の太鼓奏者も参加。
迫力のステージで会場を盛り上げます。
今回は沖縄返還50周年を記念して『ダイナミック琉球』を発表しましたが、そこで三味線を持った山本老師緊急参戦!
太鼓と三味線の夢のコラボ実現です。
サプライズ参戦に子供達も観客も大喜び。
大きく会場がうねるのがわかります。
ほたる太鼓が終わって、閉会宣言がなされても、なかなかみんな会場を離れません。
コロナ禍で楽しく集まることが長く禁じられてきたためか、名残惜しかったのでしょう。
西福寺さん、長岡学園の皆さん、保育士の皆さん、スタッフの皆さん、パフォーマーの皆さん、そして観客の皆さん。
みなさんのおかげでとても楽しい時間を過ごすことができました。
心より感謝申し上げます。
また来年もやりましょう。
ありがとうございました。
合掌
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