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TERAKOYA!夏。〜ラガーマン編〜 2日目

さて、昨日は夜中まで起きてたなあ、諸君。

振鈴をじゃらんじゃらん鳴らして叩き起こすぞ!

…と思ったら、みんな5時半前から起床。

眠くないのか?

振鈴を鳴らす監督も苦笑い。

「せめて寝たふりせえ…」

その言葉でみんな狸寝入りして、振鈴で起きるふり。

朝から大爆笑。

 

起きたら暁天坐禪。

2日目は仲間のご寺院さん、米原市山東町の名古刹『西福寺』御住職、木船良元老師も参戦。

西福寺さん、ありがとうございます。

 

 

「お前ら、昨日は夜遅くまで起きてて、今朝は振鈴前に起きてたな?これで坐禪中に寝たら、これや!」

警策をブンブン回して脅します(笑)

脅迫の甲斐もあってか、誰も眠ったりしません。

兀兀と座ります。

 

暁天の後は全員で朝課(朝のお勤め)

 

 

般若心經をみんなで唱えます。

朝課が終われば、作務の時間。

典座は朝ご飯の準備、直歳は法堂の香炉の灰作務。

寮舎は初日の役と交代。

昨日の典座は今日の直歳、昨日の直歳は今日の典座。

 

灰作務とは、香炉の灰を道具を使ってきれいに平らに均すもの。

もちろんみんな初めてです。

新聞紙を敷いてさあやってみよう!

 

 

小食(朝ご飯)はおにぎり。

ついつい目が食べたくてたくさんとってしまい、中々食が進みません。

業を煮やした住職が「これ以上もたもた食べてるやつは警策や!」というと、食べれる子が残したこの分も食べてあげます。

One for all, all for one.

 

さあそのあとはお待ちかね。

ディベートの時間です。

アメリカでは授業に取り上げられるディベート、日本ではあまり聞き慣れませんね。

ディベートとは、グループディスカッションとは違い、ふたチームに分かれて論戦を戦わすもの。

立場は必ずしも自分の心情とは違うことがあるのがディベートの特徴。

自分はそうは思わなくとも、論理的に、クールに、自陣の優位性を訴えます。

またディベートと大きく違うのは、勝敗がつくこと。

大人3人(代表、監督、西福寺さん)に自論の正当性をいかに訴えるか。

審判も真剣勝負です。

 

 

今回のお題は『フォワードとバックス、どちらが楽しいか?』

それぞれ作戦会議をし論戦に臨みます。

 

 

真剣に論戦を戦わせ、議論は白熱。

審判も気が抜けません。

 

 

最終的に勝ち負けは着きましたが、試合が終わればノーサイド。

フォワードもバックスもどちらも面白いもんね。

 

ディベートの次は一字写経。

般若心經から選んだ一文字を書き写し、書けたものは貼り付けてお経曼荼羅に、お手本は財布の中に。

さらに一字写経以外にも、自分の願い事を紙に書き付け、お守りに入れます。

 

お守りはお庫裡さんの手作り。

事前にそれぞれ選手のお母さんからの願い事はお守りの中に入っています。みんなは自分の願い事を入れて紐を通して完成させます。

 

お守りが完成したらみんなで御祈禱。

法堂へ移動、みんなで心を込めてお経をあげました。

 

そして、修了式。

みんなよく頑張りました。

初めての坐禪でもよく取り組みましたね。

立派だったと思います。

 

さて修了式が終われば弛緩の時間。

ゲームの時間だッ!

 

ゲーム編に続く。