だいぶ更新の間が空いてしまいました。
10月、11月は晋山式の季節。
ありがたいことにお声がけをいただいてお手伝いさせていただいておりまして、なかなか時間が作れませんでした。
10月、11月は涼しくなり、坐禪するにな最適な季節。
その季節に合わせて、たくさんの人たちが參禪に来てくれました。
まずは10月30日に行われた、彦根青年会議所主催によるこども坐禪會です。
総勢30人ほどの小学生たちと付き添いの青年会議所メンバーが本堂に所狭しと座ります。
普段は椅子に座ることが多く、なかなか畳に座る経験などない人たちばかり。
しかしみんな静かに真摯に兀兀とひたすらに座ります。
一炷のみの坐禪でしたが、みんな心なしか涼しげな顔つきに。
坐禪會も終わり、帰る際には図書館からお借りしてきた平石久平次翁設計の世界初の自走式乗り物『新製陸奔舟車』を見学。
みんな船の形をした乗り物に興味津々でした。
次は11月11日、彦根市立東中学校の一年生諸君のフィールドワーク。
東中では毎年一年生が、彦根の調査をして発表をする学科がありますが、今年は長松院にも来山してくれました。
午前と午後に分かれて2班が来山。
みんな事前に質問を考えてそれぞれに聞いてくるのですが、なかなかこれが面白い。
「寺と院の違いはなんですか?」
「江戸時代に大火が2回あったそうですが、その時のことを教えてください」
「お寺はなぜキラキラしたものが多く飾られているのですか?」
「神社とお寺の違いを教えてください」
答える私も真剣勝負。
適当な答えは許されません。
真剣に一問一答いたします。
フィールドワークなので、坐禪會ではありませんがせっかくなので少しだけでも座りましょう。
時間の都合上、長くは座れませんでしたが、また今度興味あれば来て欲しいものです。
最後にやはり久平次翁の新製陸奔舟車を見学して解散。
彦根にこんな面白いことを世界に先駆けて考えた人物がいたことを誇りに思い、広く世に伝えてください。
皆さんが来てくれたおかげで、私も大変楽しく過ごすことができました。
多謝。
また来てくださいね。
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