長らくかかった寶林斎の觀音さまの移転先がようやくこの度完成。
ご遷座いただきました。
觀音さまのお顔もなんだか少し柔和な気がします。
場所は法堂北側。
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大きなお厨子に入っておられるので大工さん二人にお手伝い願って三人がかりのお引越し。
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大工さんのこだわりで、大きさがギリギリで作られているため安置作業は困難を極めます(笑)
そこで一度厨子をバラして運びやすくしようとなり、向拝を外すとそこには…
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交通の要所にあったお地蔵さまを守る形でお堂が創建された寶林斎。
開基(開山ではない)さまのお名前は冷月慈戒尼首座と鏡山玄光尼首座。
位牌裏には俊長代、とありますので文化文政時代の開創ということになります。
しかしもう一つのお位牌には”當院末寶林斎中興開基”の文字が。
うーん…
祥鳳山寶林斎開山活山大和尚の文字が!
これで開山さまがわかりました。
しかしここで新たな謎が。
なぜ開山さまが香山俊長大和尚を灌頂開山としなかったのか?
活山大和尚という名前は長松院歴住の中には見当たりません。
また最後の代がどなたなのか、無住となったのがどの時代なのか。
謎の多い宝林寺の歴史です。
これから調べていこうと思っています。
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厨子には昭和11年調製の文字。
昭和の代に入って観音さまに合わせて作られたものなのですね。
ありがたいことです。
合掌。
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仏さまたちを安置して、寶林斎の扁額を掲げ、これにて一件落着。
しばらくは宝林寺の皆さんで旧交を温めていただきますが、しばらくして長松院の他の仏さまたちと顔馴染みなったら、宝林寺にも長松院の仏さまたちが遊びに行くことになるかもしれません(笑)
みなさんもご来山の折には、宝林寺觀音さまにもご挨拶されてください。
きっと喜んでくださることと思います。
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岡田 頼典 (火曜日, 18 6月 2024 12:51)
是非、おまいりさせていただきます。