今年もお盆が終わりました。
今年で12年目を迎えるお盆の送り火『萬燈供養』が昨日も厳かに開催されました。
暑い最中にも関わらずたくさんのお檀家さんが参集、一緒にお経を唱え、先祖供養をいたしました。


今年は屋根修理をしているということもあり、境内に並べることが叶わず、本堂土間を中心に並べて点火いたしました。



お経も終わり、お焼香も済ませたのち、まずは自分の家の灯籠を探し、蝋燭を立てて点灯。
それが済んだのちは、遠方や用事で来られなかった人の家の灯籠にも点火していきます。
ぼんやり暗くなってくると、蝋燭のチラチラする明かりがとても幻想的。


先祖の御霊となっても、お盆には長松院を起点に現世に戻り、そして長松院を起点に幽世に帰る。
みんなでそれを見送り、手を合わす。
キリスト教圏にはあまり見られない、お盆には先祖が帰ってくるというこの風習を私は今後も大事にしていきたいと思います。
続けられる限り、この文化風習を守ってまいりたいと思いながら、御霊に手を合わせた夜でした。
コメントをお書きください