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令和の大改修 『ほぼほぼ』完成編。

令和6年最初の投稿です。

長らく更新できずにおりました。

もうわけありません。

 

まずは能登大地震に被災された方々へ衷心よりお見舞い申し上げます。

亡くなられた方々はもちろんですが、現在も住む場所をなくし、寒い中避難所で生活されている方々のことを思うと、本当に心が痛みます。

さらに曹洞宗の大本山である總持寺祖院も大きな被害がありました。

こちらは不幸中の幸いで人的被害は免れましたが、せっかく完成した祖院が無惨な姿になってしまったことを見るにつけ、世の無情と自然災害の怖さを思い知らされます。

今年は能登の皆さんにできることを考え、何か行動に移していきたいと思っております。

 

さて、今日は客殿が『ほぼほぼ』完成致しましたので、ここにアップしていきたいと思います。

 

まずは焼き板の壁。

重々しい感じで長松院にもってこいな感じ。

 

 

なんだかゴジラの皮膚みたい(知らんけど)

 

奥の方の窓は江戸時代の窓の大きさに戻して大きくしました。

 

 

さて、玄関を開けるとそこは。。。

 

 

禅宗様式である四半貼りの敷石と囲炉裏、腰掛けることのできる廊下がお出迎え。

正面には玄関の守り神、韋駄尊天。

右には寺務所があり、住職が御朱印や事務書類などの書き物をしたりできる部屋に。

 

 

そして左手を見ればそこには。。。

 

 

長廊下になっていて、その奥には丸窓を設置。

四季の景色が楽しめます。

 

段を上がって最初の部屋は、壹乃間。

少し込み入ったお話をする際に使用しようと思っております。

襖を開けるとこんな感じ。

 

 

向かって左側は、ガラス戸だったのを腰高の壁にして、障子を入れました。

柔らかい光が入ってきて、心が落ち着きます。

 

 

次の部屋が、貳乃間。

これまでは両側共に襖であったため真っ暗で使いにくい部屋でしたが、こちらも左側を腰高の壁と障子に変更。

暖かい光がこちらにも入ってきます。

 

 

そして最後の一間が參乃間。

 

 

柱時計は長松院にあったゼンマイ式のもの。

ゆったりと時を刻んでいます。

 

 

この部屋と先ほどの長廊下の写真を見て『お!』と思われた方は長松院マスター。

実は、床の間の位置を反対側に移し、參乃間を通らずとも東司(トイレ)に行けるようになったのです!

 

 

新たに木建てのものを作成。

お庭がすっきりと眺められます。

落ち葉が溜まっているのはご愛嬌(だらしなくてすいません汗)

 

また東司ですが、寺務所脇のものも新たに使いやすい手洗い場を設置。

 

 

タイルは自分たちで貼りました。

なんでもさせてもらえるお寺です(笑)

 

そして東司と東司の真ん中に鎮座在しますのは。。。

 

 

トイレの神様、烏枢沙摩明王。

以前は韋駄尊天同様、いてらっしゃるにも関わらず目線より遥か上におられたためほとんど誰も気が付かず、失礼なことをしておりました。

しかしこれからは用を足すたびに手をあわすことができるようになりました。

因みに乗っておられる台座は、長松院に昔からあった大きな和箪笥を細工して拵えたもの。

ある意味特注品です。

お向かいにある手洗い場の土台も同じものからの特注品。

 

最初に書きました『ほぼほぼ』というのは、まだ參乃間の建具が駅上がってきていないこと、そして山門の屋根瓦の修復が中途であることから。

 

どちらも現在鋭意製作中、作業中であります。

今年の寺報では改修号と銘打ってご報告申し上げますので、乞うご期待。

昨年4月から続いた大工事でしたが、なんとか無事に終了することができそうです。

お寺に来られた際にはぜひ覗いていってください。

お待ちいたしております。